まみママの知っておきたいもしもの話 「AIに家計相談!?ここに注意」
最近、仕事でAIを使う機会が増えました。はじめは本当に使えるのか半信半疑でしたが、資料や情報を整理したり、アイデア出しをしたりと、いつの間にか頼れるアシスタントのような存在になっています。 こうした役割のほか、AIに家計相談をする方も増えているようです。お金の話は知り合いにはなかなか相談しづらいもの。専門家に相談するにしても「こんな初歩的なことや、ささいなことを聞いてもいいのかな」とためらいがちです。その点、AIなら時間や場所に関係なく、気になったことを気軽に質問できます。

◆AIへの聞き方のコツ
AIに質問するときは、伝える内容が具体的であればあるほど、答えも具体的になります。
例えば「固定費を見直したい」だけでなく、毎月の支出額などの状況も入力することで、より詳しい答えが得られます。
「必要な情報があれば質問してください」と指示すると、どういった情報を入力すればいいかもAIが教えてくれます。
ただし、口座番号やマイナンバーなど個人が特定できる情報は入力しないでください。
なかには保存や学習をオフに設定できるものもありますが、多くのAIサービスでは入力した情報が一定期間保存され、品質向上などのために利用される可能性があります。
◆ AIの答えは「参考」
もう一点、AIを上手に活用するために大切なのは、その特性を知っておくことです。
AIは入力された情報をもとに整理・分析することを得意とします。
裏を返せば、入力されていない情報や、言葉にできていない想い、その人の価値観までは読み取れません。
仮にAIに入力した収入や家族構成が同じであっても、日々のお金の使い方や置かれた環境は家庭によってさまざまです。
こうした相談の背景や価値観を言葉であらわすのは簡単ではありません。
だからこそFPなどの専門家に相談する意義があります。
家計相談に来られる方の中には「AIに相談したけれど、本当にそれでいいのか不安だから」という方もいらっしゃいます。
AIの答えは、あくまで入力された情報をもとに導き出されたひとつの考え方で、わが家に当てはまる答えとは限りません。
AIに判断をゆだねて後悔しないためにも、最後は自分で見極めることが大切です。
AIは日進月歩の勢いで進化していますが、誤った情報を示すこともありますし、制度改正など最新情報が反映されていない場合もあります。
AIの答えを鵜呑みにするのではなく、上手に活用しながら、自分や家族に合ったお金との付き合い方を見つけていきたいですね。
お話を聞いたのは…
中本珠江先生
合同会社ライフガーディアン所属/ファイナンシャル・プランナー(CFP®)
滋賀県在住。2児の子育て真っ最中のママFP。
キッズ・マネー・ステーション®認定講師。
「お金のことって難しいし面倒くさい」と思い、できるだけ避けて通ってきたが、出産をきっかけに家計の見直しや、資産形成に目覚める。「子どもたちがお金の知識を身につけるには、家庭でお金の話をするのが大切」という信念のもと、身につけておいて損はないお金の知識を、楽しく学べる親子マネーセミナーを開催している。
Author
まみたん編集部
