[002] 専門家に聞く!

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■アドバイザー:杉井 克彦(すぎい かつひこ)先生/ファイナンシャル・プランナー

  • CFP®上級ファイナンシャルプランナー(株)ライフプランニングコンサルタンツ所属。税理士・社会保険労務士の資格も持ち、講演も多数こなすスーパープランナー。税金・年金・投資・保険ライフプランなど、様々な面から子育てママの相談にのります。

Vol.32 “お子様のための積み立て”について


お子様の将来に向けて“積み立て”をしているか、のアンケートでは約15%のママさんが「積み立てができていない」と言うお答えでした。お子様が小さくパート収入等が無いからかもしれませんが、その他のママさんは大丈夫ですか?


積み立て額は幾らがベストなのか?

良くご質問をいただくのが、「子供に対しての積み立ては幾らが良いのですか」と言う内容です。そこで私は「何のために積み立てるのですか?」とお聞きすると、「将来の大学等の入学金のため」というお答えが多いです。しかし、アンケートの結果にもあるように約35%のママさんは「あてもなく、とりあえず」という“積み立て”をされているようです。

(1)目標を持った“積み立て”を
お金を使うとき、特にママさんの洋服やパパさんの車などの場合は何週間や何回も下見をして購入しますよね? では“積み立て”の時はどうでしょうか? とりあえずで良いでしょうか? 注意してほしいのは“貯蓄”と“積み立て”とは「マネー学の世界」では全く違うと言うことです。

(2)“貯蓄”と“積み立て”との違い
“貯蓄”とは単に目的はそのお金を使う時期がはっきりしないキープを意味します。単にコツコツとためる場合ももちろん含みますが、例えば臨時ボーナスが入ったとか、宝くじで大当たりしたとか…このような場合は使うあてもなく、ただキープする(と言っても銀行等に預けるのですが…)場合を指します。つまり“使う・取り崩す”時期が決まっていないのです。たとえ決まっていてもそれまでに何か他に“素敵な事!!”があれば減少する可能性が大な“お金”なのです。一方、“積み立て”は完了の期間とその金額が決まっています。ですから、一度“積み立て”を開始したなら、完了目的が無くならない限り「積み立て」を止めてはいけませんし、止めればご夫婦のご家庭のライフプランニングが大きく変わってしまいます。

(3)“積み立て”に適した積み立て方
積み立てる事にさほど違いはないと考えているママさんも多いと思いますが、それには金利や方法だけの問題だけではないことに注意してください。つまり目的と金額を決めてから積み立てることになりますから、その目的が決まれば極端に言うと解約や積み立て金額が変更できないような金融商品が良いでしょう。その意味では“学資保険”がベストです。ただし、お子様等の保障部分が大きいと“積み立て”にならなくて、積み立て総額を下回ることになりますので慎重に選んでください。

(4)毎月の“積み立て”額について
前述のように完了時の金額を決めるわけですから、まずは大学等の入学金が幾ら必要かを知る必要がありますよね? 入学金自体はさほど高額でありませんが、4年間の授業料を考えると約450万円が必要になってきます。この数値から月々の積立額を割り出すと月々約25,000円(=450万円÷16÷12…現在3歳のお子様で積立金利は考慮せず)は必要になってきます。入学してからゆっくりとその他を充てれば良いと考えるのは少々甘い考え方です。現在積み立てるのが困難なのに約15年後に不足分が貯まっているとは思えませんから…たとえこの金額が無理だったとしても、出来る限り近い金額を捻出しましょう。

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