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■アドバイザー:杉井 克彦(すぎい かつひこ)先生/ファイナンシャル・プランナー

  • CFP®上級ファイナンシャルプランナー(株)ライフプランニングコンサルタンツ所属。税理士・社会保険労務士の資格も持ち、講演も多数こなすスーパープランナー。税金・年金・投資・保険ライフプランなど、様々な面から子育てママの相談にのります。

Vol.26 “共働き”について 


読者のアンケートでは約44%のご家庭が共働きのご家庭でした。共働きでのご家庭にとって、どのようなことに注意する必要があるのでしょうか。今回はこの点を考えてみましょう。


なぜ共働きをして収入を得るのか?
「お金が足らないからよ!!」と即答されそうですね。では、なぜお金が足らないのでしょうか? 何のためのお金が不足しているのでしょうか? アンケート結果では第一に「生活費」の不足を補うため、次に将来のための「貯蓄」、子どもに関する「教育費」がトップ3になりました。
決してパパさんのお小遣いアップのためがトップにはなりませんでしたね!
私が気になるのは、トップが「貯蓄」ではなかった事です。もちろん現在が大変だからママさんが頑張っているのでしょうが、将来(例えば、老後や住宅取得の頭金など)のために蓄えを考える余裕がないのが実情だというのが非常に心配なのです。
家計簿から「貯蓄」の項目自体が消えていたり、最下段に時々しか登場していませんか? もう一度家計簿とにらめっこしてください。余裕がないと思っていても、将来のことを考えて「貯蓄」を家計簿の最上段に、毎月強制的に記入するように心がけましょう。

ママさんの収入はいくら必要?
不況による影響や何かの事情で、共働きでないと生活がきついとおっしゃるご家庭もあると思いますが、漠然と「できたら収入を増やしたい」「働けるなら働いていたい」「少しでも余裕のある暮らしがしたい」では、実際ママさんの収入が増えて、現時点で多少豊かな生活が送れても将来は豊かになれない結果となるでしょう。ママさんの収入に「目標」がないからです。
一般にライフプランを考える上での目標には2種類あって「楽しく消費できるような目標」と「賢く貯蓄できるような目標」です。「遊ぶために働くのか」「働くために遊ぶのか」、人それぞれ価値観に違いはあるでしょうが「使ってしまうこと」を目標にすると、楽しかった思い出は残っても、貯蓄はあまり残りませんよ。この視点がなくてはママさんの副収入の「真の目標額」は見えづらくなります。

ママさんの収入の目標額
子育てや家事など、自由に働きにくい方も多いのでは? 限られた条件の下でどのくらいを貯蓄にまわし、何をどのように節約するかを逆算し、「目標額」に達するためにはいくら必要なのかを、まず設定することです。
ママさんの援護射撃? で無理ならパパさんも支出での協力が必要でしょうし、やむをえず目標の一部修正を考えることにもなるでしょう。大事なのは将来に「しまった!! 足らない!!」と後悔する前に修正することだと言えます。

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